土地購入は、目的を明確に!

個人での購入、事業目的、分譲目的等で必要とされる条件は異なってきます。最寄り駅からの距離、通勤・通学時の利便性、市役所や公共施設からの距離、商業施設との距離、医療機関との距離、近隣の道路の大きさ・騒音、そぐわない施設の存在等、購入者は利用目的に合わせて、周辺の状況を把握しておくことが求められます。
また、土地計画区域か土地計画区域外か、市街化区域か市街化調整区域かについても確認する必要があります。端的に言ってしまえば、工業専用地域に工場・倉庫を建設するなら問題ありませんが、アパートなどの建設が目的の場合、肝心の建物が建てられないという話になってしまいますので注意が必要です。
道路の幅は大丈夫?

戸建住宅の場合、建築基準法で道路と土地の関係を規定しています。基本的には、幅員4m以上の道路に間口2m以上が接していることが条件とされ、4m以下の場合は、道路の中心線から2m後退したところが道路境界線となります。その場合、2mにかかる部分については事実上削られることになります。
整地前の状況は?

整地前の状態は、耐震性、液状化など、後々、深刻なトラブルに発展する可能性があるので極めて重要です。水田、沼地・水域を埋め立てた土地か、盛り土で造成された土地かなど、建造物の建設に適した土地かは、土地の売買契約前に必ず調べるようにしましょう。
まさかの費用負担に注意!

上下水道の配備状況、建築規制の有無から、土地の高低差(盛土・土の撤去費用)などの潜在的な費用負担リスクには、十分に注意しましょう。